ものの色が見える仕組みを考えると、白い光にはさまざまな色の光が含まれていて、物体に当たると特定の色の光だけが反射します.つまり他の色の光は吸収され、その特定の色がもののいろとして見えるのです.このとき、物体の表面にとても細かな凹凸があると、光はいろいろな方向に反射します(乱反射と言います).これは物体に吸収される前の白い光なので、反射する光に白い光が多くなります.反射した光全体で見ると、少し白っぽくなり、色が薄く見えることになりなす.一方、表面に薄い水の膜ができ、凹凸が埋まって滑らかになると、表面の乱反射が減るため、反射して目に届く光から白い光が減り、濃く見えることになります.しかし、この色の違い(表面の凹凸の多寡)が受精卵の生存性にどう影響するかは解明されていません.